掛橋坂は、蒲生町北と西浦を結ぶ峠に見つかった石畳道。古くは道幅が狭く危険な板敷の道=「桟(かけはし)」で、地名「掛橋」の由来となった可能性があります。
現在の県道川内・加治木線が明治時代に開通する前の旧道で、江戸時代には藺牟田・祁答院方面と蒲生を結ぶ地方街道として利用されていたと考えられます。
現在は661mが当時の姿を残しています。
掛橋坂が開通した時期ははっきりしませんが、道筋には寛政8年(1796)の庚申供養碑や明和9年(1772)の馬頭観音碑があることから、遅くともこの頃までには石畳道が完成していたと考えられます。また、石畳や石段の造り方が、大口筋白銀坂・龍門司坂(国史跡)に共通していることも、この道が江戸時代に整備された街道であることを示しています。
◆大河ドラマ『西郷どん』ロケ地
蒲生エリア
更新日2017.12.20
かけはしざか
掛橋坂

住所 | 〒899-5303 姶良市蒲生町北1006 |
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電話 | 0995-62-2111 |
問い合わせ先 | 姶良市教育委員会社会教育課文化財係 |
交通アクセス | 九州自動車道・加治木ICから車で5分 JR日豊本線加治木駅から徒歩20分 鹿児島市から車で40分 |
